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楽天ショップ運営店舗様必見!「楽天禁止タグ仕様変更予定」のお話

</script        >・・・・・。
いきなりですが、こんなタグの記述ご覧になった方いらっしゃいますか?
「知ってる」って方も当然いらっしゃるかと思いますが、初めてご覧になる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか

こんにちは S&Eパートナーズ株式会社ECコンサルをしております大野です。

今回のテーマは、すごくすご~~く大事な「楽天の禁止タグ仕様変更予定」についてです。

禁止タグってなにもの?って方はいらっしゃらないと思います!が、
念のため簡単な説明をさせて頂きます。

楽天やYahoo!などプラットフォームを持つサイトには禁止タグというものがあります。
楽天でいうとこういったものですね

 

楽天やYahoo!、Amazonのようなプラットフォームなどではサイトやページを構築していく上で、使ってはならないタグやプログラムをそれぞれ定めており、そのタグやプログラムを記載すると自動で削除されたり、エラーメッセージが出てそれ以上作業が進められなくなったりします。

 

ところが、どういうわけか楽天だけは禁止タグが存在しているにも関わらず禁止タグの記述をすこし工夫するだけで使うことが出来ちゃったりしていました。

例えばこんな感じです。

 

本来なら画面中段の【楽天規定のスマートフォンメニュ】のみが表示されるべきなのに、
画面下段に店舗様独自のメニュが表示出来ています。
この機能を使うのに必要なタグが 「</script        >」だったりするわけです。

 

スマホの説明文に使える画像枚数も規定では下記の通り10枚までとなっています。

ですが、

あら不思議。 お尻に「=”” =””」と付けただけで制限なく使えるようになります。
例)<img src="https://image.rakuten.co.jp/店舗名/cabinet/画像名.jpg" alt="属性" width="100%" =”” =””/>

まだ知らない方は一度テストしてみてはいかがでしょうか?
商品編集画面を見る世界が変わって見えるかもしれません。

スマートフォンのみならず、PCバージョンにもいろんな工夫が出来たりするので、知ると知らないとでは雲泥の差が出ます。

このように知る人、活用できる店舗様には限りなく便利な裏技が楽天には存在しています。

この方法が知られたのは、すでに5年以上にはなるかと思いますが、私自身は当たり前のように使ってきたのでいつからだったか正確に覚えていません。

このやり方を知っている数少ない(?)店舗様が受けた恩恵は計り知れないものがあると思います。
また、この裏技が公認されていない以上、正しくないとは思っていても悪いという認識もなく、グレーゾーンに属するものという認識が大半だったのではないでしょうか。
以前はごく少数の店舗様が使用されていましたが、最近は使用されている店舗様の画面をちょこちょこ見かけたりします。

 

ところが、このブログのタイトル通り、去る2月20日にこんな内容の告知がありました。

気づかれた方も多いかと思いますが、20日から3~4日くらいで表記場所が変わったので
「気づかなかった」もしくは「どうせ設定してないから関係ない」って方もたくさんいるかと思います。

内容を結論から言いますと、裏技が使えなくなる・・・ということです。

詳細はこちらのページからどうぞ。
楽天禁止タグ関連告知ページ

 

すこしだけ、内容を紹介しますと

【 楽天市場におけるスマートデバイス経由のお買い物は、全体の7割を超える規模となりました。こうした現状を鑑み、ユーザーにとってのさらなる利便性の向上を目的に、2020年4月から7月にかけてスマートフォン版およびアプリ版のショップページのリニューアルを実施いたします。
本リニューアルに伴い、2020年8月頃を目処に、予期せぬページ上での動作不具合を回避することを目的として、R-Storefront上でのスマートフォン入力項目のエラーチェックを強化します。2019年11月より継続してサポートニュースでご案内のとおり、本来、RMS上で利用できないHTMLタグを入力されている場合には、見直しを行っていただきますようお願いいたします。】

動作不具合回避の為のエラーチェック強化のお知らせでした。

上記に伴い、
これまで裏技をご使用されていた店舗様は楽天規定の仕様・デザインにもどす必要があります。

これまでの使用状況によってはかなり大掛かりな戻し作業になります。

注意して戻すべきなのはおそらく下記の設定かと思います。

・店舗設定>デザイン設定>PCデザイン>各項目
・店舗設定>デザイン設定>スマートフォン デザイン設定>各項目
・楽天GOLD内、CSSやJavaScriptなどファイル
・各カテゴリページ設定の中のタグ
・商品ページの中のPC用商品説明文/PC用販売説明文/スマートフォン用商品説明文の内容
・カートに適用しているスタイルシートの中身
などなど

結構な量がありますね・・・・。多大な時間と労力が必要になりそうです。

今回の仕様変更により、良いところもあります。

外見上は「新規店と老舗店の格差が縮まる」です。はい。

楽天さんが今回の仕様変更に踏み込む一番の目的は、
恐らく、【スマートフォン版およびアプリ版の差をなくすこと】だと思います。

 

自分の中では、

楽天の一番の持ち味は【セレクト・ブランド】の為のフラットフォームだと思います。

だからこそ、より自由で豊かな表現が出来るよう、楽天さんも裏技を黙認して来たのではないのかなと思っています。

今年の8月以降、どこまでの仕様変更とそれに代わるリニューアルがされるのか今のところはっきりとしません。

個人的な希望としては、楽天さんは楽天で頑張ってらっしゃる多くの店舗様に、セレクトブランドとしてよいプラットフォームであり続けてほしいと思います。

以上で「楽天禁止タグ仕様変更」のお話は終わらせていただきます。

今回のお話いかがでしたか?

次回は知って楽しい、頼れる記事を書かせていただきたいと思います。

今回は簡略に【楽天裏技の仕様変更】について記事を書かせていただきました。

中には書ききれてないものや伝えきれてないこともたくさんあります。

はどんどんお問い合わせください。
しっかりサポートさせていただきます。

 

S&Eパートナーズ株式会社 EC部門 担当:大野
〒542-0081 大阪市中央区南船場2-12-10 ダイゼンビル3F
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※電話受付で「楽天裏技の記事見た!もっと教えて!」と仰ってください。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

次回記事まで楽しみにお待ちください!